病院で行われている口臭治療の内容は？

ひと昔前まで口臭は病気と認められておらず、治療も歯周病の改善やデンタルケアといった歯科治療の範囲にとどまっていました。ですが口臭で悩む人が多くなり、口臭が病気のひとつとして捉えられるようになってからは、口臭治療の内容も徐々に充実してきました。特に、歯科医院や大学病院に設けられている「口臭外来」では、口臭の原因を様々な角度から分析し、原因にあわせて効果的な治療がおこなわれています。

口臭はストレスや体調不良などによって誰しもに発生することがありますが、中には、全身の病気や口腔内のトラブルが原因となっているものもあります。それらは病院できちんと治療しない限り治癒することはなく、口臭も解消されません。口臭が気になっている方は「たかが口臭…」と軽視せずに、ぜひ一度病院に相談に行ってみてください。病院では次のような口臭治療がおこなわれています。

口臭レベルのチェック

口臭測定機器や人の嗅覚によって口臭レベルを検査します。

口腔内の清掃

歯や舌などの汚れを取り除きます。あわせて歯磨きや舌磨きの指導が行われることもあります。

歯や口腔内の病気の治療

虫歯や歯肉炎などの病気があれば治療します。

専門の診療科へ

全身の病気の場合が口臭の原因となっている場合は、専門の診療科での治療を勧められます。

カウンセリング

口臭の中には思い込みによるものも。口臭についての正しい理解を促します。

口臭ケア用品の利用

口臭スプレーやマウスウォッシュなどの口臭ケア用品の使い方を指導されることもあります。