歯石の放置は口臭を生む原因に！お勧め歯石対策

歯石も口臭の立派な原因になるということをご存知でしょうか？歯石は歯垢が石灰化して石のように歯にこびりついてしまった状態です。イメージ的に、固まってしまえばあまりにおいが発生しなさそうですが、それは大きな間違い！歯石の放置は4つの口臭の原因を招いてしまいます。

歯石の中には口臭を生む細菌がいっぱい！

歯にこびりついた歯石の中には口臭を発生させる細菌がたくさん棲んでいます。ケアせずにそのまま放置していると、歯石はどんどん蓄積し、細菌をより一層増殖させてしまいます。

歯垢が付着しやすくなって口臭が悪化する！

歯にこびりついた歯石はその表面がザラザラしたり、デコボコしたりしています。すると、食べ物を食べるたびに歯垢も蓄積しやすくなってしまうのです。また歯石の形成により、歯間や歯と歯肉の間に小さな隙間ができたりもします。そして口内はより歯垢と歯石が貯まりやすい状態となり、口臭もどんどんきつくなってしまうのです。

歯肉が弱り出血しやすくなり生臭い口臭が！

歯石の付着により、歯石に棲む細菌が歯肉に炎症を起こします。すると、ちょっとした刺激でもすぐに歯ぐきから出血するようになり、息を吐くたびに血なまぐさいにおいが…。

歯槽膿漏となって強烈な口臭につながる！

歯石を長い間、放置していると歯や歯ぐきの状態はどんどん悪くなり、最終的には歯槽膿漏という病気になってしまいます。歯槽膿漏は強烈な口臭を発生させる病気のひとつ。基本的に一度歯槽膿漏にかかってしまうとなかなか完治させるのは難しいもの…。歯槽膿漏になる前の歯石の段階で食い止めるようにしましょう。

歯石は一度できてしまうと歯みがきするだけではなかなか取り除くことができません。また自分で無理やりとろうとする人がいますが、歯や歯肉を傷つけてしまうのであまりお勧めはできません。最も理想的な歯石対策はやはり歯科医院で定期的に歯石除去をおこなうことです。歯科医院では専用の機械でできるだけ歯や歯肉を傷めずに歯石を取り除いてくれる上に、歯石をとったばかりの歯に新たに歯垢が付着しにくいよう丁寧に磨いてくれます。ですから、本当にきちんと歯石を除去したいという方はぜひ歯科医院にいってください。
また、一度ついてしまった歯石を自分でとることは難しいものの、歯石がつかないように試みることはいくらでもできます。以下にお家でできる効果的な歯石予防法をいくつかご紹介しますのでぜひ実践してみてください。

• デンタルフロスで歯と歯の間もしっかり掃除する
• 歯垢や歯石予防に効果のある歯磨き粉・デンタルリンスを使う
• 食後は丁寧に歯磨きをして歯石の元である歯垢を除去する