誰でも緊張すると口臭が発生するもの

重要な打ち合わせや面接試験の前、公の前でなにかを発表しなくてはいけない時などに、自分の息のにおいが気になったことはないでしょうか？あるいは、大切な出番が終わった後に、気づいたら息がくさかった…という経験はないでしょうか？

ヒトは緊張すると口臭が発生します。それは「緊張」というストレス状態におかれることで、体に目に見えない変化が起こっているからです。

体は緊張というストレスが与えられると、自律神経が刺激され、唾液の分泌量が少なくなります。よく「緊張してのどがカラカラになる」ことがありますが、これは唾液の分泌量の低下によるもので、ごく自然な体の反応です。唾液には口の中の汚れを洗い流し、口の中の嫌なにおいを抑える働きがあるため、分泌量が少なくなると、自然と口臭が発生しやすくなります。

またヒトは緊張時、しばしば口呼吸になることがあります。口呼吸は口の渇きを招く大きな原因です。唾液のもつ水分を奪い、さらさらの唾液から粘り気の強い唾液に変化させます。すると唾液の中で、口臭を発生させる嫌気性菌が活発になり、より一層口臭が悪化してしまうのです。

※口内の乾燥や唾液の分泌量低下については、下記のページをご参照ください。
⇒口が渇く（ドライマウス）と口臭が起こる！
⇒口臭を予防するポイントは唾液分泌に

緊張した時の口臭を防ぐ、あるいは軽減するためにはまず、体の緊張を解いてリラックスすること。大きく深呼吸したり、相手がいれば会話をかわしてみたり、軽く運動してみたり、ご自身が最もリラックスできることを実践してみましょう。

もちろんそう簡単に緊張がほぐれるなら誰も苦労はしません。リラックス法を実践してすこし肩の力を抜いたうえで、口の渇きを癒したり、息のにおいをカバーしたりしてみましょう。

水分を摂る

口臭のもととなっている口の渇きを解消しましょう。
同じ飲むなら、消臭作用のカテキンが含まれている緑茶がお勧めです。

タブレットを食べる

ミント味のタブレットで息を爽やかにしましょう。

口臭スプレーを利用する

さっとひと吹きして口臭をカバーしましょう。
口臭スプレーの大半は外出時の携帯に便利なコンパクトタイプとなっています。