焼き肉が口臭を生む理由と食後の口臭対策

多くの方にとって楽しくて美味しいご馳走「焼き肉」。しかし、食べた後はどうしても口臭が気になってしまうものです。焼き肉店でもお会計の後にはサービスとして、ブレスケアのためのガムやタブレットをプレゼントしてくれる所が少なくありません。これはそれだけ焼き肉が口臭を伴う食べ物であるということの証でもあります。

焼き肉を食べた後、息がくさくなってしまう理由はいくつかあります。中でも最大の理由は「焼き肉のタレ」です。焼き肉のタレには私たちが思っている以上ににんにくがたっぷりと使われています。そしてタレを直接飲むようなことはないものの、肉をひと切れ食べる毎にタレをたっぷり漬けているわけです。ですから結果的に結構な量のタレを食べていることになり、胃の中はにんにくを食べたのと同じ状態になってしまいます。

また焼き肉の時に「にんにく」をホイル焼きなどにして食べる人も多いことでしょう。サイドメニューとして、においが強い食べ物である「キムチ」や「ビビンパ」などをオーダーすることも珍しくありません。さらには焼肉のお供といえばビールや酎ハイなどのアルコール。焼き肉の時は普段より多くお酒を飲んでしまうという人も多いのではないでしょうか。お酒はそのもの自体は特ににおいが強いわけではありませんが、飲んだ後に、口内の強い乾燥と唾液量低下を招き、口臭を発生させてしまうことで知られています。
このように焼き肉には口臭を発生させてしまう要素がいくつもあり、それらが合わさって食後や翌日に強い口臭を招いてしまうのです。

食後の口臭を気にせずに焼き肉を食べられたら…。きっと誰もがそう思うことと思います。そこで焼き肉を食べた後にお勧めの口臭対策をいくつかご紹介しましょう。焼き肉は大好きだけれど口臭が気になる…と悩んでいる皆さん、ぜひ実践してみてください。

緑茶やウーロン茶、紅茶を飲む

これらの飲み物には消臭作用があります。また水分で口内をよく潤すことは口臭予防に効果的です。

りんごや梨を食べる

りんごのポリフェノールには消臭効果があります。

牛乳を飲む

可能であれば食事の間、もしくは食前に飲むようにしましょう。嫌なにおいを包みこんでくれます。

ガムやタブレットを噛む

ミント系のガムやタブレットを噛むことでにんにくの臭いをカバーできます。

お風呂で湯船にしっかり浸かる

汗としてニンニクのにおいを排出することができます。しっかり浸かりましょう。