ガムで口臭を無くせる？口臭対策にいいガム

口臭のお悩みの深さに関係なく、ほとんどの人が実践している口臭対策が「ガムを噛むこと」ではないでしょうか。
ガムは非常に手軽なブレスケアアイテムのひとつです。
外出先で息が気になった時のためにとポケットや鞄に忍ばせている人も多いことと思います。

最近、ガムもただ味を追求しただけでなく、さまざまな効果を持たせたものが多くみられるようになってきました。
例えば、「歯の健康をサポートする」、「爽やかな息が長続きする」などです。
皆さんは普段どのようなガムをお選びでしょうか。

もし口臭が気になっているなら、次のポイントを抑えたガムを選んでみてください。

キシリトール配合のガム

白樺や樫の木などから作られる天然甘味料です。
口内の細菌の繁殖を予防し、虫歯や歯周病になりにくい口内環境を作ります。

クロロフィル配合のガム

クロロフィルとは植物に含まれる緑色色素のことです。
消臭効果・殺菌効果があるといわれ、口内の清浄化にも効果が期待できます。

フラボノイド配合のガム

植物に含まれる色素であり、ポリフェノールの一種です。
強力な抗酸化作用と消臭作用が清潔な口内環境づくりに働きます。

マスティック配合のガム

ギリシヤ南東部のヒオス島に群生する「マスティック」という木からとれる樹液のことです。
口臭の原因となるピロリ菌を抑制する働きがあります。

ミント味のガム

ミント特有の冷涼感が口内の環境や息を爽やかにしてくれます。
ブレスケアの定番ですね。

梅味やレモン味のガム

梅やレモンなどの酸味には唾液を増やす効果があります。
唾液には口内の汚れを洗い流し、嫌なにおいを消臭する働きがあります。

ガムを日々の口臭対策に利用している人は少なくありませんが、ガムで口臭を完全に無くすことはできません。
あくまでも嫌な息のにおいを一時的にカバーするだけで、ガムに添加されている味が薄れてくると徐々に元の息のにおいに変わっていきます。
口臭は口臭を発生させている原因を改善しなければ無くなることはありません。

もし口臭の原因が、にんにく・ニラといった食べ物や緊張・空腹などの生理的なものであれば、ガムのようなブレスケアアイテムでカバーするだけでよいでしょう。
ですが、歯周病や胃腸障害など病気が原因で口臭が起こっている場合は、ガムだけでは息のにおいをカバーしきれません。
ガムに頼って口臭の原因を放置しているうちにどんどん症状が悪化し、口臭がひどくなってしまうことも考えられます。

ガムは非常に便利なブレスケアアイテムですが、一時的な口臭対策にしかならないということをおさえておきましょう。
そして、口臭の原因をきちんと突き止めるようにしましょう。