口臭への異常な不安…口臭恐怖症(自臭症)とは

口臭への異常な不安…口臭恐怖症(自臭症)とは

口臭恐怖症は自分のにおいに対して異常な不安を抱く「自臭症」の一種です。いくら口臭がないことを科学的に証明しても、「自分には口臭がある」と強く思い込み、社会生活に支障をきたす場合もあります。

口臭恐怖症(自臭症)は精神疾患のひとつ

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口臭を病気ととらえた際に3つの種類に大別されますが、そのうち、口臭がない(あっても社会生活に支障のない一般的なレベル)のに、自分には絶対に口臭があると信じて疑わず、口臭に対して異常なまでの不安を抱えるケースを「口臭恐怖症(自臭症)」と呼びます。
似た病気としてよく「仮性口臭症」が挙げられますが、仮性口臭症は口臭がないという事実をカウンセリングによって受け入れられるのに対し、口臭恐怖症はいくら口臭がないと証明されても口臭があると思い込み、日常的に不安を抱え込んでしまうことから、精神的なケアが必要になります。仮性口臭症は口臭外来での簡単なカウンセリングで対応できますが、口臭恐怖症は自臭症と呼ばれる精神疾患のひとつであり、口臭外来におけるカウンセリングでは不十分です。心療内科にて専門カウンセラーによる本格的なカウンセリングを受ける必要があります。

口臭恐怖症の多くは過去のトラウマが起因している

口臭がないにもかかわらず、なぜ口臭に対してそこまで不安や恐怖を抱くのか?これには過去のトラウマが関係していることが少なくありません。
口臭の多くは他人の指摘によって気づきます。非常にデリケートな問題ですから指摘する側も最善の配慮をすることが多いものですが、中には心無い言葉でズバリと指摘する人もいます。また直接指摘せずにコソコソと陰口をたたき、それが次第にエスカレートして周囲の態度によって本人が察するというケースもあります。口臭が原因で失恋したというケースも含まれるでしょう。

こうした過去のトラウマが、口臭に対して異常なまでの不安を生み、口臭恐怖症につながってしまうのです。口臭恐怖症ではただ「口臭がある」と思い込むだけでなく、口臭があるから他人と接触するのが怖い、会話したら迷惑がかかるといった思考に陥りやすく、社会生活にも支障をきたすことが多々あります。
また、口臭を気にして1日に何度も歯を磨いたり、マウスウォッシュを使いすぎたりして、口や歯の健康を損ねてしまうこともあります。

口臭恐怖症(自臭症)は心に染みついた癖のようなものであり、克服するためにはすこし時間が必要です。トラウマを乗り越えたり、思い込みを変えるところに克服の難しさがありますが、焦らずじっくりと向き合っていけば決して克服できない病気ではありません。まずは克服の第一歩として、口臭に対して正しく理解することから始めてみましょう。

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